弁護士紹介

 

弁護士 溝延祐樹

(鹿児島県弁護士会所属 登録番号:44503)

【プロフィール】

昭和58年10月28日生。東京都立大学、北海道大学院法科大学院を経て平成22年新司法試験合格。平成23年12月に弁護士登録。

鹿児島市内の法律事務所に勤務するも、若さに身を任せて毎月300時間以上働いた結果、体調を崩して約半年の療養生活を送る。その過程で同じ状況にある労働者の苦境に思いを馳せ、そ
の権利救済に果たすべき弁護士の役割の大きさを痛感する。

平成26年11月に現在の事務所を開設。
以来、自らの失敗経験を糧に主として労働者側の立場から不当解雇・未払残業代請求・労災問題をはじめとする各種の労働問題を扱い、「固定残業代制や変形労働時間制を否認して500万円の残業代を獲得した事案」「労働災害の損害賠償訴訟で安全配慮義務違反を追及し2000万円の和解金の獲得した事案」パワハラに対する労災うつ病の認定獲得などの成果をあげる。

九州労働弁護団では鹿児島県の幹事を務める一方で、専門士業らによって構成される判例研究会や各種の労働問題セミナー・研修会にも積極的に参加している。
また、「労働判例」、「労働経済判例速報」、「労働判例ジャーナル」などの主要な判例誌の分析から得られた裁判実務の動向を各種媒体で惜しみなく提供しており労務管理やコンサルティングの専門家から多くの支持を得ている。

令和2年に新型コロナ禍の猛威を目の当たりにしたことから、労働者の権利実現と企業の継続的な発展を両立したいと願うようになり、以降、「安心して働ける職場をつくり、地域経済の発展に寄与する」というモットーのもと、中小企業に対するコンプライアンス支援にも力を入れている。
そこでは、クライアント企業に対する定期的な訪問面談、チャットツールやメールによる随時の法律相談、各種社内規程のチェックとリスク抽出・改善案提示などのサービスを提供しており、どのような点に法的リスクが潜んでいるかの指摘だけではなく、どうすればそのリスクを軽減できるかについて助言を行なっている。


また、地域に根差す法律家として依頼者の権利を幅広く実現するべく交通事故、相続、離婚などの法律問題一般についても取り扱っている。

【役職】

  • 鹿児島県弁護士会 雇用と生活問題対策委員会委員長
  • 日本弁護士連合会 貧困問題対策本部委員
  • 九州労働弁護団 幹事
  • NPO法人つながる鹿児島 理事

【講演・研修】

  • 令和4年2月26日 「残業代請求の実務上の論点」(鹿児島県社会保険労務士会霧島支部労働問題研修会)
  • 令和4年6月19日 「妊娠葛藤相談の法的対応」(にんしんSOSかごしま&全国妊娠SOSネットワーク 予期しない妊娠への相談対応研修 など
  • 令和4年7月20日 「労働条件の不利益変更をめぐる諸問題についてーポスト・コロナを見据えてー」(鹿児島県社会保険労務士会)
  • 令和5年2月16日 「高年齢者雇用をめぐる法的問題」(きりしま労務勉強会)
  • 令和5年4月11日 「職場のメンタルヘルスと弁護士の役割」(加治木ロータリークラブ)
  • 令和5年4月13日 「残業代訴訟「対価性」をめぐる新たな局面~令和5年3月10日最高裁判決を踏まえて~」(きりしま労務勉強会)